クレジットカードが使えるお店の手数料負担
クレジットカードが使えるお店(加盟店)は、クレジットカード会社と提携を結び、手数料として売上金の一部をクレジット会社に支払っています。
国際ブランド(VISA, Master, AMEX, Diners, JCBなど)がついたカードなら、その手数料はカード発行会社のほかに国際ブランドの会社にも払われています。
つまり、たくさんの人がクレジットカードで買い物をすれば、カード会社に手数料収入が入るのです。
手数料を支払うお店は、損しているように見えますが、実はクレジットカードが使えるなら買うというお客を取り込めるのでメリットは大きいです。
それでは、カード使用者は損をしているのでしょうか。
カード保有者が享受できるメリットは
ポイント還元
クレジットカード会社は、上記のように手数料収入がほしいので、より多くの人にクレジットカードで買い物をしてもらいたいわけです。
そのため、ポイントサービスなどの付帯特典をつけて、ユーザーを増やそうとしています。
カード会社は加盟店からの手数料収入を使って、ユーザーにポイントを還元しているわけです。
したがって、ポイントの原資は、加盟店が支払う手数料でまかなわれるので、利用者が負担しているわけでなく、たいへんお得です。
しかも、ポイントはクレジットカード会社が一括管理するので、特に手間もかかりません。
現金との大きな差
現金決済ではこうはいきませんね。
現金はいつまでも現金のままですが、クレジットカードは保有すると付加価値がつくのです。
デパートやスーパーが発行するカードの優待サービス
クレジットカードにはさまざまな種類があり、なかにはデパートやスーパーが発行するクレジットカードもあります。
これらのカードを発行する小売業者は、自社以外が発行したクレジットカードが使われると、加盟店として手数料を自社以外のカード会社に支払うことになります。
これでは自社発行した旨味がなくなります。
そこで、自社発行のクレジットカードを使ってもらえるように、自社発行のクレジットカードを使うと値引率を大きくするサービスを行う場合もあります。
他社のクレジットカードで決済をしないように、自社のクレジットカードで決済した人を優遇するわけです。
上手にクレジットカードを使うにはよく使うお店が独自のカードを発行していないか調べるのもいいでしょう。
目的に応じたカード選びが大切なわけ
自分のライフスタイルに合うクレジットカードを所有すれば、ポイントなどの特典を効率よく利用できるようになります。
現金決済ではできないお得な利用方法が実現できます。
クレジットカードを選ぶときには近くの店舗のチェックと各特典の内容もしっかり確認するとよいでしょう。