昨今、クレジットカードで買物する人が増えています。
年会費無料のクレジットカードが多くなっているのも一因でしょう。
やはり皆、メリットに気付いているのでしょう。
クレジットカードは決済手段の一つです。
現金払いか、カード払いかの差です。
年会費無料のカードも多く、財布に複数枚のカードを入れる人も多く見かけます。
それでは、カード会社はなぜ年会費無料のカードを発行できるのでしょう。
年会費無料でも発行するわけ
収益化のサイクル
まず、消費者が店舗でカードを使って物を買います。
すると、そのお店は物が売れたことで利益が出ます。
そこで、カード提携店であるそのお店が売上利益の中からカード会社に手数料を支払います。
これがカード会社の収益になるわけです。
このサイクルによって、カード会社はカードの保有者から会費をもらわなくても収益化できるのです。
ユーザーの囲い込み
カード会社にとって自社のカードを保有する人が多ければ多いほど自社カードの使用率が上がります。
それだけ、収益が上がるのです。
他社のカードを使われては、自社の利益にはなりません。
そこで、自社のカードを保有する人が多くなるように、年会費無料にしているのでしょう。
分割やリボ払いによる手数料収入
カードで買い物をすると、支払いは翌月以降になりますね。
ようするに、後払いになるわけです。
理論上は、預金がなくてもカードで買い物ができてしまうのです。
支払日当日に間に合うように引き落とし口座に入金すればよいのです。
しかし、ときには急な物入りで入金に支障が出そうな場合、分割やリボ払いにすることで、支払額を軽減することができます。
支払いを遅延できるわけです。
その際に発生するのが利息手数料です。
一時的にカード会社がお金を貸すことになりますので、カード保有者が利息を支払わなければならなくなります。
この利息もカード会社の収益になります。
まとめ
タダより高い物はないとよく聞きます。
年会費無料のカードがあると、無料と言いながらどこかで保有者からお金を取っているのだろうかという疑問を抱いてしまいます。
カード会社にとっては、あくまでも提携店からの手数料収入によって収益化されているのです。
但し、分割やリボ払いを乱用したりすると、年会費無料の意味が半減することも再確認しておいた方がいいでしょう。